皆様、こんにちわ!おかかです。
今日は単利と複利の違いについて書いてみたいと思います。どちらも利益計算の方法についてなのですが、この2つは投資方法が異なります。
まず、投資において利益計算は以下のように表されます。
【利益率】=【利益】÷【元本】×100
即ち、利益率とは元本(投資した金額)に対して得られた利益の割合の事を指します。
単利とは元本のみを使用して投資を繰り返して利益を得る考え方です。例えば元本を100万円用意して年利5%の株や投資信託に投資したとします。その結果、年間に得られる利益は5万円という事になります。
一方、複利とは元本に併せて、得られた利益を再投資して利益を得る考え方です。例えば上記と同様に投資をして1年目に得られる利益は5万円です。更に2年目にその5万円を含めた105万円を投資すると、2年目には5.25万円が利益として得られる計算となります。この場合だと、単利と比較して0.25万円利益が多くなります。
シミュレーションをしてみました
ここまで読んでくださった皆様は、単利と複利の違いについて理解してくださったと思います。しかし、同時に「たったこれだけしか変わらないの?」といった疑問も浮かぶと思います。
そこで今回はExcelを使って以下の3つの条件でシミュレーションをしてみました。
共通条件、はじめの元本は100万円で年利5%で運用
- 検証①:単利で20年間運用
- 検証②:複利で20年間運用
- 検証③:複利で30年間運用
単利で20年間運用した結果、元本の100万円は200万円まで増えました(2倍/元本)。一方、複利の場合は265.3万円と単利運用と比較して65.3万円も多く増える結果となりました (2.65倍/元本)。更に、複利で30年間運用し場合はなんと432.2万円まで増えました(4.32倍/元本)。
これらの結果より、投資で得られた利益はできるだけ使わずに再投資に回すこと、運用期間を伸ばす事がとても大切だという事がわかると思います。後者は言い換えると投資を始める時期をできるだけ早くすると言い換えることができるかもしれません。
もし、この記事を読んでくださった方の中でまだ資産運用を行っていない人はぜひご検討されてはいかがでしょうか。
まとめ
最後に今回の記事をまとめてみました。
- 単利と複利は投資における利益計算の方法の違いである
- 単利とは元本のみを使用して投資を繰り返して利益を得る考え方
- 複利とは元本に併せて、得られた利益を再投資して利益を得る考え方
- 資産運用で利益を多くするためには複利を使って長い期間投資を行うことが大切
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
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