先月末までインフレはピークアウトしたと考えられていた。
しかし、2月3日に発表された雇用統計の結果が良好だった(雇用者数増加、失業率低下)為、インフレがまだ持続するとの見方が出てきた。
※雇用が強い⇒給料が下がらない⇒物価が下がらない⇒インフレ継続
現在、次回FOMC時の利上げ予想幅は4.75~5.00%が90.8%、5.00~5.25%が9.2%であり、マーケットは0.25%の利上げを実施すると予想している。
実際に2月3日の雇用統計を機に、アメリカ10年債金利及び2年債金利は上昇、一方ゴールド先物は下落した。
これらの事実から到達金利が更に上昇するという認識がマーケットに織り込まれていることがわかる。
↓2年債金利
↓10年債金利
↓ゴールド先物
更に、各要人が以下のようにタカ派の発言をしていた。
パウエル議長 複数回の利上げ 強いデータが続いた際の到達金利は上昇する可能性
ボスティック総裁 あと2回の利上げが基本シナリオで雇用統計の結果は1段の到達金利上昇の可能性を
高めた
カシュカリ総裁 雇用統計の結果に驚いた。今のところ金利の予測は変えていない。今年に政策金利
が5%を超えると予想
ウィリアムズ総裁 5.0~5.25の到達金利は依然として妥当な見解。数年間の十分な制限金利維持が必
要
クック理事 インフレは依然高すぎる
ハーカー総裁 政策金利が5%からどの程度上回らないといけないか不明
そして2/14 22:30からアメリカの消費者物価指数が発表される。
先月比 予想値0.5%、前回-0.1%
前年同月比 予想値6.2%、前回6.5%
前年同月比では下落する予想だが、前月比では増加すると予想されている。
このタイミングでは消費者物価指数は、雇用統計と同程度に着目される指標であり、予想値を上振れても下ぶれても大きく為替と米株は動くことが予想される。
また、これまでに記載した通り、インフレが織り込まれているので、予想値通りの場合はドル円は下落、株価は上昇とみている。
ドル円のトレードを実施する予定なので、トレード後報告をしたいと思います。
少しでも皆様の参考となれば幸いです。
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[…] なおトレード前の仮説はこちらを参照ください。 […]