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日本時間12/1深夜にFRBパウエル議長の発言がありました。
発言要旨のポイントは以下の通り
・利上げペースの鈍化、早ければ12月の会合の可能性がある
・利上げペースの減速が必要
・物価が安定するまでにはまだ長い道のりである
・インフレは依然として高すぎる
タカ派的な発言とハト派的な発言を混ぜていたが、マーケットはハト派的な発言に反応し、株価は上昇する結果となりました。
利上げペースの鈍化というキーワードに反応し株価が上昇したのですが、11月のインフレ率は7.7%と依然として高い数値です。
こちらも一時的には低下をしていますが、一時的な低下の可能性もあります。
12月の発表でも低下していればインフレが少し鈍化しているといえると思います。
ただ、消費者たちの給与が高いままだと購買力は衰えませんからインフレ率が高い水準で維持される可能性はまだ全然あると思います。
企業はなかなか給与を下げることはできませんから、使えない人をクビにして再雇用することで賃金を下げる方法を取ります。
そこでインフレ指標以上に重要となるのが12/2発表の「雇用統計」と12/1発表の「新規失業保険申請件数」です。この数値が上がればインフレが抑制されてくると考えられます。
今週はこの2つの指標、要注目です。
FRBの使命は「物価の安定」と「雇用の維持」
物価の安定はインフレ率を2%に維持することを意味していますが、現在は大きく上振れています。
しかし、物価を下げるためには企業がクビを切らなければならず雇用が維持されません。。。
このトレードオフをいかにうまう両立しながら進めていくか、今後もFRBの動向に目が離せません。
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